夏野菜の代表格といえば「ピーマン」!緑色が鮮やかで、シャキシャキとした食感が特徴的な野菜です。しかし、独特の苦みから「子どもが嫌いな野菜」の代表格でもあります。でも、実はピーマンは調理方法次第で、子どもでも喜んで食べられる美味しい野菜に変身するんです!
今回は、葛西市場で仕入れるプロの目線から、子どもも食べやすいピーマン調理法を徹底解説します!苦みを減らす下処理方法から、栄養価、そして子どもが喜ぶレシピまで、ピーマンの魅力を余すところなくお伝えします。ピーマンの歴史についても触れていきますので、ぜひ最後までお付き合いください!
これで間違いなし!美味しいピーマンの選び方
葛西市場に毎朝通う中で培った、プロの目線からピーマンの選び方をお教えします。
皮の状態
新鮮なピーマンは、皮に艶があってピカピカと光っています。指で軽く押してみて、弾力があるものが良品です。皮がしわしわしていたり、艶がないものは水分が抜けて鮮度が落ちています。また、傷や黒ずみがないかもチェックしましょう。
色の濃さ
濃い緑色をしているものが理想的です。色が薄かったり、黄色っぽくなっているものは熟しすぎている可能性があります。全体的に均一な色合いのものを選びましょう。
ヘタの状態
ヘタが青々としていて、みずみずしいものが新鮮です。ヘタが茶色く変色していたり、しおれているものは収穫から時間が経っています。また、ヘタの切り口がきれいなものを選びましょう。
重さと硬さ
サイズの割にずっしりとした重みがあるものが良品です。軽いものは中が空洞になっている可能性があります。また、軽く握ってみて、適度な弾力があるものを選びましょう。
形の確認
ふっくらとした形で、表面がなめらかなものが理想的です。極端に曲がっているものや、でこぼこしているものは避けましょう。
品種別の特徴と選び方
ピーマンにも様々な品種があり、それぞれ特徴と最適な調理法が異なります:
緑ピーマン

- 特徴:最も一般的な品種で、独特の苦みがある
- 選び方:濃い緑色で艶があり、ヘタが新鮮なもの
- おすすめ料理:炒め物、肉詰め、素揚げ
赤ピーマン

- 特徴:完熟した緑ピーマンで、甘みがありビタミンC豊富
- 選び方:鮮やかな赤色で、皮に張りがあるもの
- おすすめ料理:サラダ、マリネ、彩り炒め
黄ピーマン

- 特徴:甘みが強く、子どもに人気
- 選び方:鮮やかな黄色で、傷がないもの
- おすすめ料理:サラダ、スープ、グリル
パプリカ

- 特徴:肉厚で甘く、苦みがほとんどない
- 選び方:色が濃く、重量感があるもの
- おすすめ料理:ロースト、スープ、生食
子どもも食べやすい!ピーマンの下処理テクニック
ピーマンの苦みを軽減する下処理方法をご紹介します。
種とワタの完全除去
ピーマンの苦みは主に種とワタに含まれています。種とワタを完全に取り除くことで、苦みを大幅に軽減できます。
縦切りでシャキシャキ感を残す
ピーマンを縦に切ることで、繊維を断ち切らず、シャキシャキとした食感を保てます。苦みも感じにくくなります。
油通しで甘みを引き出す
ピーマンを軽く油通しすることで、甘みが引き出され、苦みが和らぎます。
塩もみでアクを抜く
生で食べる場合は、薄切りにして塩もみをすることで、アクが抜けて食べやすくなります。
絶品!子どもが喜ぶピーマンレシピ
1. 甘辛ピーマンの肉詰め

材料(4人分)
- ピーマン:6個
- 豚ひき肉:200g
- 玉ねぎ:1/2個
- パン粉:大さじ3
- 牛乳:大さじ2
- 卵:1個
- 塩こしょう:適量
- 片栗粉:大さじ1
- 醤油:大さじ2
- みりん:大さじ2
- 砂糖:大さじ1
- 酒:大さじ1
- サラダ油:適量
作り方
- ピーマンは縦半分に切り、種とワタを完全に取り除きます。
- 玉ねぎはみじん切りにし、パン粉は牛乳に浸しておきます。
- ひき肉、玉ねぎ、パン粉、卵、塩こしょうをよく混ぜ合わせます。
- ピーマンの内側に片栗粉をまぶし、肉だねを詰めます。
- フライパンに油を熱し、肉の面から焼きます。
- 裏返してピーマンの面も焼き、調味料を加えて煮詰めて完成です。
甘辛いタレがピーマンの苦みを和らげ、子どもでも食べやすい一品です。
2. カラフルピーマンのチーズ焼き(ピザ風もいいね)

材料(2人分)
- 赤ピーマン:1個
- 黄ピーマン:1個
- 緑ピーマン:1個
- ピザ用チーズ:50g
- オリーブオイル:大さじ1
- 塩:少々
- 黒こしょう:少々
- パセリ:適量
作り方
- ピーマンは種とワタを取り除き、縦に4等分に切ります。
- 耐熱皿に並べ、オリーブオイルを回しかけ、塩こしょうを振ります。
- 200℃のオーブンで10分間焼きます。
- チーズをのせて、さらに5分間焼きます。
- パセリを散らして完成です。
カラフルで見た目も美しく、チーズの旨みでピーマンの苦みが気になりません。
パンに乗せてピザ風にしても良いですね。
3. ピーマンと卵の甘辛炒め

材料(2人分)
- ピーマン:4個
- 卵:3個
- 醤油:大さじ1
- みりん:大さじ1
- 砂糖:小さじ1
- 塩:少々
- サラダ油:大さじ2
作り方
- ピーマンは種とワタを取り除き、縦に細切りにします。
- 卵は塩を加えて溶きほぐします。
- フライパンに油を熱し、卵を炒めて一度取り出します。
- 同じフライパンでピーマンを炒めます。
- 卵を戻し入れ、調味料を加えて炒め合わせて完成です。
卵の甘みとまろやかさが、ピーマンの苦みを和らげる人気メニューです。
季節のきのこを入れてもよいですね。
子どもが食べやすくなる調理のコツ
甘い調味料を使う
砂糖やみりんなどの甘い調味料を使うことで、ピーマンの苦みが和らぎます。
他の野菜と組み合わせる
人参や玉ねぎなど、甘みのある野菜と組み合わせることで、ピーマンの苦みが目立たなくなります。
小さく切る
ピーマンを小さく切ることで、苦みを感じにくくなります。また、他の具材と馴染みやすくなります。
油を使った調理
油を使って調理することで、ピーマンの甘みが引き出され、苦みが和らぎます。
伊藤商店でピーマンを手に入れて、子どもの野菜嫌いを克服しよう!
ピーマンは調理方法次第で、子どもでも美味しく食べられる万能野菜です。苦みを和らげる下処理と、甘みを引き出す調理法で、家族みんなでピーマンを楽しみましょう。
伊藤商店では、毎朝葛西市場から直送の新鮮なピーマンを取り揃えています。艶やかな緑色のピーマンから、甘みの強い赤ピーマンまで、野菜ソムリエの私が自信を持っておすすめする、厳選されたピーマンばかりです。
子どもの野菜嫌いにお悩みの保護者の皆様、ぜひ一度伊藤商店のピーマンをお試しください。きっと子どもたちも喜んで食べてくれるはずです。調理法に迷ったら、いつでもお気軽にお声かけください!
最後までお読みいただきありがとうございました。また次回の野菜レポートもお楽しみに!